天空の森レポート 最終回

東京に戻り、すぐさま予約してあった歯医者に。今日が最後の治療で、半年後に検診を受けると言う事になりました。すっかりその歯医者さんで現実感を取り戻しました。あの冷たい風を吹き付けるのはなんで?しばらく我を失う痛さです。まさしく天空の痛みです。

天空の森では7回の演奏会がありました。
曲目は全てカルテットで、
モーツアルト
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
「ディベルトメント 全3曲」
ハイドン
「ひばり」
ドボルザーク
アメリカ」
を必ず一曲演奏してから後はずっとリクエストと言う感じで行なわれました。
後は日本の民謡、童謡、映画音楽、ピアソラ、ドビッシー等々20数曲の中からお客様に選んで頂き、1時間の演奏時間でした。昼間でも夜でも、絶対にリクエストがあったのがドビッシーの「月の光」。1番想定していない曲でした。我々の予想とは全く違う曲がリクエストされ続けた事が誤算でした。今後の課題ではあります。朝演奏会があったら終了後すぐに風呂に入り本を読んで食事、そして練習して風呂に入って再び演奏会。終了後すぐに風呂に入りゆっくりして食事。そして本を読んだり練習したり。寝る直前に再びお風呂。
そんな感じで1日が過ぎていきました。

ここのオーナー、既に次回の事、未来の事を考えていて、2 3年後には凄く面白い事ができ上がっていると思う と熱く語っていました。
たった独りでこのビラを創り上げている人です。もちろん沢山のスタッフが支えていますが、オーナーを始め、スタッフ皆さんの夢、素晴らしいです。

僕はここで、世界で1番小さく1番素敵な音楽祭、こんな夢を僕は抱いています。お客様は全ての部屋が埋まっても10人以下ですからね。
次回は8月です。この時は時期的にも天空の森の家3軒が予約が入っている可能性が高いので、違う所に宿泊になるかも知れませんが、それでも待ちきれないです。

わずか5日でここまでふやけるとは。
でも逆に5日でも場所と空間が素晴らしければ緩むんだと確信しました。