ハイドンのチェロ協奏曲で自爆

昨日は「ジャパン・チェンバー・オーケストラのメンバーによる訪問コンサート」という形で多摩市の「ひじり館」という施設でコンサートがありました。毎年行われているこのコンサートは今年、オール・バッハプログラム。無伴奏あり、トリオ・ソナタありのかなり盛りだくさんのコンサートでした。さすがに疲労困憊。
そして今日、3月14日にパルテノン多摩で行われるジャパン・チェンバー・オーケストラ(ジャパチェン)の創立10周年のガラ・コンサートのリハーサルに行きました。

ブラームスと平行してこそこそとは練習していましたが、今日のオケ合わせは惨憺たるものでした。
もちろんこのオーケストラは指揮者がいません。矢部くんがコンサートマスターとしてリーダーシップをとりますが、いろんな局面によってはすべてのメンバーが自発的にリーダーシップをとる事ができます。そして完全なフォームがすぐに出来てしまいます。今日はその整ったハイドンのフォームの音を両耳で聴きながら、自分の今の状態との乖離にどんどん緊張していき、頭が真っ白になり、そして自爆に至ったのでした。
ちょっと手を切られた足軽が「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」と大声をあげながら走って海に落ちたという感じでしょうか。
恥ずかしかったなぁ。

休憩時間に
「大学を浪人しても、ジャパチェンでコンチェルトが弾けるなんて、やっぱり世の中コネだよな」
とか
「コネにしても、音感がイマイチな人がジャパチェンでコンチェルトを弾くのは 麻生さんが総理大臣になれた事より奇跡だよな」
とか散々な言われよう。

ちっくしょー

という訳で、明日からハイドンにまみれての生活です。
麻生首相より奇跡」、これはいくら僕でも失礼です。