3月になってしまった

2月が普通の月より日数が少ない事は普段何とも思わないのですが、3月の前半にシビアなコンサートがあると、この日数の少なさに怒りすら覚えます。
7日のブラームスのドッペルコンチェルトはもちろんですが、14日のハイドンのチェロコンチェルトもかなり気になっていて、追いつめられています。
いつもそうですが、コンサート前の一週間はかなり精神的にダウンします。
他の演奏家の皆さんはどうかわかりませんが、僕は「I'm ready!」という気持ちで演奏会の日を迎えた事がないんです。練習不足という訳ではないのですが、「よし、今日はいける!」と自信満々で舞台には出た事がありません。

2月が28日しかなかったのは痛い。
せめて閏年であって欲しかったなぁ。

野球のオープン戦でガンガン打たれたというのに、試合後のピッチャーのコメントが
「今の段階でいろいろ試せてよかったです。課題が見つかったし、この時期にこれぐらいの調子ならいいんじゃないですか?」
と よく聞きます。
コンサートも1週間ぐらい前にちゃんとお客さんが入ったオープンリハーサルみたいのがあってもいいな。
ミスでズタボロになりながらも
「はい、ブラームスは難しいですからね、簡単じゃないですよぉ、でも課題も見つかったし、あとは修正して行けばいいんじゃないですか?」
みたいなコメントして。

それでいて、開幕試合で1回でノックアウトされて交代を告げられるピッチャーいますよね。
あれってブラームスのドッペルコンチェルトで言えば、最初のチェロのカデンツァで前に進まなくなり降板、という事なんでしょうか。
あかんあかん。
不吉だな。
こうやって精神的に落ちて行くんです。
明日髪でも切ろうかな。坊主頭にしたろかな。