歯医者さんでの悶絶

1月から歯医者さんに通っています。虫歯が2カ所、この治療に通っている訳ですが、いつになってもあの音と緊張感と恐怖に慣れる事がありません。
今日も麻酔を打ってから歯を削ったわけですが、全身力が入るのはなんでだろうと考えました。
演奏会はもちろん緊張もしますし、恐怖なので、普段はいらない無駄な力が全身入ってしまいます。そうすると音は貧弱になるし、右手左手のコントロールなんてあったものじゃありません。だいたいそういう状況に陥った時の出来は惨憺たる結果が待っています。
普段、力まない為の練習がほとんどです。いかに無駄をなくすか、まるで税金の使い道のような話ですが、演奏会で脱力が出来る為の練習がほとんどです。

歯医者さんで今日は脱力にトライしようとかなり気合いを入れてました。だいたい気合いが入ってる事自体、すでに無駄な力が入っている証拠。
最初はもの凄くリラックスした状態でいたのにもかかわらず、いつの間にか両手は思いっきり握っていて、首も肩も凄い力が入っていました。
それに気付くと力を抜く、この繰り返しでした。

演奏会では最初に力んで始めてしまうと、最後まで力みは取れません。最初が全てです。
歯医者さんで疑似トレーニングをしながら、演奏会の怖さに打ち勝ちたいと。それか演奏会で歯医者さんの怖さを克服するか、どちらかだな。

それにしても最近の歯医者さんの進化は凄いです。麻酔なんて打ったのかどうかわかりませんし、歯を抜く、神経を取る、という事はほとんどしません。
世の中、で進化出来ないでいるのは僕だけだな。