チェロの仲間

昨日の演奏会の後、12人全員でちょっと軽い宴がありました。といってもリハーサルの時の休憩と雰囲気は全く変わらず、ずっと笑っている状態。
その中でこのアンサンブルはいつから始ったんだという話題に。
なんと1995年から始ったんじゃないかという意見でまとまりました。
僕28歳。その時は30代が2人、後の12人が20代。今は同じく30代が2人、後の12人は40代です。
でもこの1年に1度のこのコンサートが僕を支えてくれています。こんな言い方は変ですが、みんな上手になりました。そしてそれを1年に1度彼等を見たり聴いたりするだけで、また頑張らなきゃと思うわけです。
「この中で最初に死にたくない!」と最長老の田中さんが昨日叫んでました。笑いましたが、誰が欠けてもダメなんです、このアンサンブルは。
学生時代から同じ講習会に参加したり、コンクールに出たり、いつも一緒に勉強して来た仲間ですから、お互い昔の情けないチェリストの卵の時代からを知っている仲間は本当に大事です。徐々に各々腕も上がり、楽器も高い楽器を手に入れ、12人の全員が全員の歴史の証言者でもあります。
もちろん、この12人だけじゃなく、素晴らしいチェリストはいっぱいいますし、個人的に親しくしているチェリストもいます。
そんな仲間は良きライバルでもあり、良き師匠でもあり、そして良き友人達です。

さて、明日からはオーケストラの仕事がずっと続きます。
大変な2週間になりますが、身体に気をつけて乗り切りたい。
そしていよいよブラームスのドッペルコンチェルト、その1週間後にはハイドンのコンチェルトです。
ブラームスのコンサートは石田くん人気でチケットはほぼ売れてしまったみたいです。有り難いことです。
石田くんの素晴らしい演奏に期待してください。