2009年のスタート

皆様 いかがお過ごしでしょうか?

おめでとうございます。今年は皆様にとっても素晴らしい年になるよう祈っております。
と、偉そうに天皇陛下じゃあるまいし、ちょっと調子に乗り過ぎました。
が、いずれにしましても、健康でいい年になる様に願っております。

母親を亡くして丁度一ヶ月になります。もう何年も前の話のような気すらします。30日から1月1日まで実家に帰り、やはり母親がいないのかと実感するとともに、時間が経つにつれて寂しさも増して来ております。

しかし、いつまでも悲しんでいると母親に怒られそうで。
小学生の頃、僕はすごい泣き虫でした。母親はすぐ泣く僕に
「お前は男の子じゃない。そんなに泣いてばかりいるならこれを着なさい!」
と言ってスカートをはかされた事があります。
そんな事もありまして、めそめそせず、前を向いて行こうと誓ってみたりしています。
それにメソメソする暇も無く、今日からオペラのリハーサルが再開されまして、箱根駅伝を少し見て仕事に向かったわけであります。

東京アンサンブルはジャパン・チェンバー・オーケストラと同様、指揮者がいません。
指揮者がいないオペラが果たして巧く行くのかどうかは本番のお楽しみですが、皆さんさすがに百戦錬磨、歌手の細かいテンポやニュアンスを瞬時に聴き取ってアンサンブルしております。もちろんリーダーは服部譲二ですが、彼の合図は目安に過ぎず、弦楽器も管楽器もその目安からいろんな可能性を作り上げています。さすがです。
服部譲二は今年の6月にウィーン国立歌劇場の「魔笛」で指揮者として登場しますが、今回は当たり前の様にバイオリンを弾いております。
それに感服するのが語学です。
ドイツ系の方にはドイツ語を、全ての人には英語を、日本人だけに話すときはもちろん日本語を、そしてイタリア語の歌詞を歌いながらバイオリンを弾いています。本人に聞きますと、後は少しのロシア語とフランス語も話せるそうです。
でも僕も数種類の言語を話します。日本語の標準語、完璧な発音であるネイティブの名古屋弁、そしてネタと冗談しか話せない英語、指揮者に怒られたり注意された時の反応する程度のドイツ語です。
まあ十分です。
毎年思っているのですが、今年も英語はちょっと強化したいと思っています。

今年もスタートしましたが、じんわりと地道に頑張って、静かに離陸したいと思います。
今年もさらなる応援、叱咤激励をよろしくお願いいたします。