東京アンサンブル 紀尾井ホール

ほぼ一週間のリハーサルを終え、今日紀尾井ホールでコンサートがありました。
いつもよりは人数もコンパクトでバロックの曲を中心にしたコンサートでした。
アルビノーニオーボエ協奏曲(オーボエ古部賢一)、モーツアルトの2台のピアノの為のソナタ(編曲 服部譲二 9重奏版)、そしてヴィヴァルディの「四季」でした。
とてもいいコンサートだった気がします。


人々を幸せにすると言うのがこのアンサンブルのモットーでもあるのですが、服部譲二という男、エンターテインメントと言う事に関して良い意味で日本で育っていないんだなという感じがもの凄くします。
もちろん演奏も素晴らしいですが、舞台上での立ち居振る舞いが僕には真似出来ません。
でもこういう立ち居振る舞いは見習わないと と真面目に思います。なんか人を惹き付ける物を持っているんでしょうねぇ。
それは本当に凄い事だと改めて思いました。


明日は帯広の幕別町百年記念ホールという、これもまた素晴らしいホールでコンサートがあります。
去年もこの幕別町で1週間合宿をして演奏会をしました。
懐かしい。もう1年か。
帯広の方々、またお世話になります。


明後日はアウトリーチ活動として、老人ホーム等を訪れて演奏いたします。
そして僕だけ一人残り、帯広のお世話になった会社や、方々へ挨拶回りをして、それで帰京いたします。


外国の方々も今日のコンサートに沢山来て頂いたと言う事もあり、服部譲二が英語でスピーチしていましたが、あれぐらい話せたらと羨望のまなざしで彼を見てしまいました。
英語、ドイツ語、日本語、はどれも何も問題が無く、ロシア語とイタリア語とフランス語が少し話せると言っていました。
その彼の言う「少し」というのは、多分僕の英語より出来るんでしょうね。
まあいいや、帯広では日本語で大丈夫だから。