毎年恒例の帯広

16日から21日まで北海道の帯広へ参ります。
この毎年7月恒例の帯広でのコンサートの歴史は長く、僕が関係する様になってからもすでに13年ほどになります。


どんなコンサートかと言いいますと、帯広市に萩原建設工業という建築会社がありまして、その会社の社長が大のクラシック音楽狂。
その萩原社長が「ずっと長くお世話になっている地域の皆様に素晴らしい音楽を」という事で始めたのがこの地域のための謝恩コンサート。
そして「究極のカルテット」と題してほとんどがカルテットでの演奏会をやってきました。それが20年前。
僕は13年程前にその究極のカルテットに参加する様になり、今に至っております。


現在のメンバーは豊嶋くん、小森谷さん、ビオラは篠崎友美さん、そして僕というメンバーです。
今年は20周年記念と言う事もあり、2日間コンサートを行います。
1日目は服部譲二、小森谷巧、篠崎友美、若林顕、そして僕(敬称略)で 「ブラームス ピアノ・クインテット」「ドホナーニ ストリングス・トリオ」「モーツアルト バイオリンとビオラの為のデュオ」などが演奏されます。

そして二日目は豊嶋、小森谷、双紙、服部、ビオラが篠崎、須田、チェロが古川、僕(敬称略)で「メンデルスゾーン オクテット」「ドボルザーク テルツェット」「バッハ 無伴奏チェロ組曲」「バッハ シャコンヌ」等が演奏されます。


この帯広では本当に沢山の想い出があります。
萩原建設創立80周年の時に、社長に曲を書いてくれと言われたんですが最初冗談だと思い「いいですよいいですよ」と調子良く返事してたら、それがどうやら本気だったみたいで、詩を放送作家の西田さんという方が書き、それになんとわたくしが曲をつけました。
「大いなる十勝」という曲で、今や帯広空港や、帯広市内のいろんな所でこの曲は流れています。
素人作曲家の僕としてはとても恥ずかしい。こんな大事になっていいのかと、本当に思います。

このコンサートが終わると、必ず次の日に大ゴルフコンペが開催されます。僕の家にあるDVDやCDコンポ、ビデオデッキ、扇風機といった家電の多くはこのコンペでゲットしたものです。
でも今年は本当にゴルフをする暇もなく、そんな商品は多分もらえるような成績には絶対ならないだろうなぁ。
でも演奏はきっちりやりますよ。
もう7月の半ばと言えば帯広という生活が染み付いてきています。
雨も少なく、凄く涼しく、1番いい時期ですから、演奏会だというのにリゾート気分になって、帽子をかぶって、サングラスをして、サンダル履いて空港へという感じになってしまいます。いや、演奏はきっちりやりますよ。

また、十勝川温泉と言って、日本ではここだけらしいのですが、モール温泉という珍しい温泉に入るのも、大きな目的の一つです。いや、演奏はきっちりやりますよ。


くどいようですが、今日からは演奏の為に帯広に参ります。