大阪センチュリー交響楽団

新しい大阪府知事が大阪センチュリーへの補助金等の支出をストップするとおっしゃってます。
そして先日大阪府知事はテレビで、「お笑い」の様に府民に根付いた支持があるものならまだわかる、府民に必要がそんなにあるんですか?そういう存在になってみなよ、みたいな事をおっしゃっていました。


びっくりしましたね。さすがに。これは大阪センチュリーだけではなく、全国のオーケストラに波及していくでしょう。
そしてオーケストラだけでなく、室内アンサンブル、室内楽奏者、そして個人単位で活躍する音楽家まで後々に波及していくんでしょう。


確かに全国には多くのプロのオーケストラがあり、その活動や、営業内容、様々であるとおもいます。
それにまだまだ企業努力が足りないのかもしれません。それは演奏の質という事も当然入っています。

しかし、それと「お笑い」を一緒に論ずるのはどうかと。
「お笑い」は大好きです。その文化と、音楽という文化、これは全く違う物として少なくとも思って頂きたいと思います。それを言われるとクラシック音楽を愛してくださる方々はお笑いに比べて少ないからなぁ。
センチュリーは僕も何度もお世話になったオーケストラなので、かなり心配しております。
道路特定財源という言葉が少し前によく耳にしましたが、高速道路1キロ作るお金でオーケストラは何十年も存続できるんですけどねぇ。


明日は神奈川フィルのお客さんを減らす事がない様な演奏しなきゃ。
居酒屋タクシーの様に、ビールを無料で出しますからという手法を使ったとしても、聴きたくないとお客さんが思えば聴きたくないですからね。



まだまだクラシック音楽というのは最初に切り捨てられる存在なんですね。残念ですね。