ブラームスの夕べ

みなとみらいホールで昨夜ブラームスの「ピアノ協奏曲第2番変ロ長調」と「交響曲第1番ハ短調」の2曲を演奏いたしました。
ピアノのソリスト小山実稚恵さんでした。


このピアノ協奏曲と言えば言わずと知れたチェロの大変美しいソロがあります。
僕の演奏がどうだったかは別として、練習からゲネプロの時まで、僕が指揮者に怒鳴られまくって時間をとってしまった事をオケの皆さんに謝りたいと思います。
ソロを弾くといういつもの恐怖感よりも怒鳴られる恐怖の方が強かったですね。
神奈川フィルのみなさんすみませんでした、本当に。


4月の最初から昨日までシュツットガルトの歌劇場オーケストラから柳瀬昇太くんがゲストのソロ・ビオラとして来てくれていました。
本当に素晴らしかった。
昨日コンサートでも、彼がいなかったらオーケストラが止まってしまっていたかも知れない場面もありましたが、彼がいたおかげで我々は救われました。
本当に素晴らしい仕事をして頂き、しかもドイツから、本当に感謝しています。


そんな止まりそうな事があったなんてもの凄く情けないのですが、事実です。
僕個人としましてはお客様にはそういう演奏しか出来ずに大変申し訳なく思っております。
小山さんに対しても申し訳なく思ってます。
全てが悪かった訳ではありませんが、あんな事はあっちゃいけない。どんな理由があっても。


いくつものそういう場面で柳瀬くんに救われたという事です。
オケとして帰りの飛行機はファーストクラスのチケットを送らないといけないぐらいだと思います。


交響曲第1番の石田様のソロ、美しかった。

素晴らしかったです。さすがです。