東京クライス・アンサンブル 

風邪とシュナイトさんの3連続公演で「マジに参った」と思っていてすっかり忘れていましたが、今日から東京クライス・アンサンブルの演奏会のリハーサルが始りました。
曲はブラームスの6重奏曲第1番変ロ長調


というか、この東京クライス・アンサンブルという団体なのですが、ビオラの菅沼準二さんが提唱して始ったアンサンブルで、春と秋、年に2度コンサートを行い、春は全てブラームス室内楽曲を演奏し、秋はメンバーの中から2人がプロデューサーとなり曲を決めてコンサートを行うという団体です。全てが自主公演です。

その記念すべき第1回公演が4月13日に14時から白寿ホールで行われます。
予定では、6年かかってブラームス室内楽曲を全て演奏し終わるそうです。


チェロは河野文昭さん、花崎薫さん、そして僕です。

両氏には僕が学生時代からいろいろとお世話になりましたし、多くの事を教えて頂きました。
6重奏の様にチェロ2本を必要とする時以外は一緒に弾く事はありませんが、両氏が演奏する曲を聴くのも非常に楽しみです。


そのリハーサルが今日から始まりました。
この6重奏曲の第1番、かなりの回数演奏しました。
どちらかというと、第2チェロを弾いた経験の方が多いと思います。今回も第2チェロです。
僕が学生時代に初めて室内楽というものを経験したのもこのブラームスの6重奏でした。
これを演奏するたびに右も左もわからないおどおどしてた大学一年生の頃を思い出します。

懐かしいなぁ。
今では偉そうにこんなブログ書いちゃってさ。
音楽を語っているつもりになっちゃってさ。
いいのかよ俺。


でも昔に比べるとやっぱり音楽的な嗜好がかなり変わってきました。
今日のリハーサル中も(昔はこう弾いたし、こう思っていたけど、なんでそんな風に弾こうと思ったんだろう)と思いながら弾いていました。
真逆に思う事すらあります。
成長なのか退化なのかわかりませんが、また20年後はまた全く違う事を思ったりするんでしょうね。