ドイツ3大B in あづみ野

昨日は東京アンサンブルのメンバーによる室内楽のチャリティーコンサートが高輪区民ホールでありました。
ドボルザークの弦楽クインテット(バイオリン2、ビオラ2、チェロ1の編成)を生まれて初めて演奏しましたが、実に良い曲だったな。
ロッシーニのチェロとコントラバスのデュオやら、モーツアルトの弦楽クインテットなど多彩なプログラムでしたが、久しぶりに服部譲二との再会でした。


彼は今、エアフルトの歌劇場に第一カペルマイスターとして指揮活動が中心。それなのに、いきなり何故あんなにバイオリンが弾けるのかが知りたい。
僕が「1年で楽器を弾かない日は合計すると一週間ぐらいかな」と言うと、彼は「1年で楽器を弾く日が僕は一週間だな」と。
多少大げさだとは思いますが、あれだけ指揮活動が忙しければ、あながち冗談ではなさそうだから嫌になる。


神様は不公平だなぁ。


まあいい。
そんなコンサートが終わってすぐ車で長野に向かいました。


そして今日、その3大Bのコンサートが長野のあづみ野コンサートホールで行われました。
演奏した曲はベートーヴェンのバイオリンソナタ第2番、バッハの無伴奏チェロ組曲第5番、そしてブラームスのピアノトリオ第1番でした。
共演はピアノが手塚雪江さん、バイオリンは伊藤康恵さんでした。
一曲おやすみだったと言うのに、かなりタフなコンサートでした。


そのあづみ野コンサートホールで弾くのは僕は初めてだったのですが、こじんまりしていながらとても響きが素晴らしく、とても集中できる環境で本当に素晴らしかった。ああいう空間は好きだな。
お客さんもいっぱいご来場頂きありがたい事です。
とは言うものの、お客さんはほとんどが手塚さんと伊藤さんのファンでした。


それにしても来てくださった方々有り難うございました、いかがだったでしょうか?
ブラームスには3曲のピアノトリオがありますから、来年は2番、再来年は3番をメインにして、3大Bを続けましょうと言う事になりましたが、あづみ野コンサートホールの長谷川館長、よろしくお願いいたします。
また多くのスタッフの方々、有り難うございました。


明日は多摩でモーツァルトのカルテット「不協和音」とバッハの無伴奏チェロ組曲の第2番です。