中央大学のオーケストラ

中央大学のオーケストラの弦楽器の人達だけで組織する「アンサンブル・チェトラ」というストリングアンサンブルがあります。
今年で25年という節目のコンサート。その定期公演が今日あった。
僕は名古屋で仕事があり、コンサートは聴く事が出来ませんでしたが、レセプションに参加しました。


中央大学のオーケストラと僕との関係は僕が26歳の時からですから、もう15年にもなります。
今、紀尾井ホールでステージマネージャーをやっている安斎君が最初のお弟子さんでした。
今は亡くなられた都響コントラバスの上杉さんに「ちょっと中央大学のオーケストラをみてあげてくれないか」と言われたのが最初でした。それから15年。最近では本当に申し訳ない事に忙しくてなかなか行けません。
昨年の秋も、ようやく1日確保して、今年の秋は1回だけだなと思っていましたら、台風で中止に。
4年前ぐらいにドボルザークの協奏曲を一緒にやらせて頂きました。


本当に興味深い事に、15年前から学生達の精神がちゃんと伝わっている事です。
これはとても不思議な事で、お正月の箱根駅伝の「たすき」をつなぐ事の大切さみたいな感じがします。

大学によって校風も違いますし、もちろん中央大学だって、日本全国から生徒は集まって来ているのに、なぜかエスプリは確かに受け継がれて行っています。
これはまた15年、30年と受け継がれて行くのでしょうけど、兎に角、音楽を通じて、人間的に懐が深く、感受性が豊かな人間になって行って頂けたらと思います。
4年間勉学とオーケストラに汗を流した日々は、きっとみなさんをここぞという時に何かしら助けて救ってくれる大事な宝になると確信しています。


レセプションだけでしたが、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとう中央大学のオケマン達。