ミックスとマスタリング

段々CDの形が見えてきました。
音を整える作業と基本のディスクを作る作業を今日と明日で行います。
自分の弾いたバッハをこれで何回聴いた事でしょう。
しかし、自分の今現在できる最大限の力は出せたのかなと思っています。
編集やミックス、そしてマスタリングからプレスまで、全てに立ち会い(当然ですが)
今まで知らなかった事を含めて多くの事を学びました。
これだけ自分の事に時間を費やしたことも初めてです。

それだけに、自分の事を少し客観的に見れた貴重な2ヶ月間でした。
自分では本当に大変で倒れそうになるぐらい苦しい2ヶ月でしたが、その分、それにかかわってくれた
多くの方々にも本当に感謝します。
自分がただチェロ弾くだけでは到底出来ないことですから。

ミックスの作業がかなり思っていたよりスムースに進んだために、いつもお世話になるスタジオ録音の
金原ストリングスの忘年会に一瞬だけ参加しました。
大変な騒ぎなのは毎年恒例の事ですが、今年は渋谷のスペイン・バーでの忘年会でした。
最近の多忙さと肉体的、精神的疲労がピークなために、ウーロン茶を一杯頂いてすぐに失礼しました。
毎年最後の3時4時頃まではいるんですが、今年は無理でしたね。

さて明日マスタリングを終えて神戸に向かいます。
今年の春のバッハの無伴奏チェロ組曲全曲のツアーの最初のステージが神戸でした。
神戸室内というボッセ先生が率いる室内アンサンブルの助っ人で参りますが、とても好きな街です。
いつも仕事が終わったら2、3日ゆっくり神戸の街を散策したいと思うのですが、なかなか実現出来ません。
今年もコンサートが終わったら速攻戻らないといけません。

帰った次の日には世田谷のプラネリュウムでバッハやデュオを弾きます。
神戸でも練習しなきゃ。

なんか追われています。
もう少し余裕が欲しい今日この頃です。

兎に角明日、マスタリングが終了すれば、精神的には少し解放されます。

自分でもCDは楽しみです。