大阪にて、ジャパチェン

指揮者のいないオーケストラ、ジャパンチェンバーオーケストラ。
昨日、大阪のいずみホールでの公演がありました。
曲目はすべてベートーヴェン
「コリオラン」序曲
交響曲第2番
交響曲第5番
この3曲です。

先日ベートーヴェン漬けの日々を送りたいなどと書きましたが、本当に幸せなコンサートでした。
これほど興奮し、いい緊張をし、そしてベートーヴェンに没頭できる演奏会で弾いてる自分が
信じられませんでした。未だに信じられません。それぐらいの集中力がある、エキサイティングな
コンサートでした。


僕は除いて、このオーケストラのトップレベルの演奏家達の音楽への姿勢や、集中力、ベートーヴェンの曲の
理解度、そして楽器を弾いたり吹いたりする技術、どれをとっても本当に尊敬します。
その恐ろしいほどの空気の中、僕もなにか一流になった気分でした。
ベートーヴェンを弾いていて、一種のトランス状態に陥った事は今までいっさいありませんでしたし、
あんなすごい演奏の中にいる事が本当に誇りに思いました。
誇りです、誇り。

コンサートマスターの矢部クンをはじめ、昨日一緒にステージで演奏した仲間に心からありがとうと言いたいです。

終演後、聴きに来てくれた指揮者の下野クンも合流して、みんなで焼き肉を食べました。
久々にシモネッティ(下野クン)に会えましたし、大満足な1日でした。

一度、このジャパン・チェンバー・オーケストラは聴いた方がいいと思います(まるで他人事のようですが)。
信じられない演奏ですから。

と、思っているのは僕だけだったら寂しいですが。

そして、沢山来てくださった大阪のお客様、有り難うございました。