植樹祭と結婚式

昨日の早朝から神奈川の森、足柄という所でリハーサルがあり、そして今日朝10時から同じ足柄の会場で本番がありました。
それは天皇陛下美智子皇后が植樹されるもので、毎年どこかの県でやっているものなのですが、今年は神奈川県だったという事らしいです。
正確に言うと「第61回全国植樹祭」と言うものです。
その天皇陛下・皇后を前にしての演奏はカルテットでしたが、その演奏というよりやはり僕は日本人、天皇陛下を前にすると理由は全くわかりませんが、感動しましたね。


数年前、皇后美智子様と皇居の中で室内楽を一緒に弾かせて頂きましたが、あのお方から発せられるオーラや人間の大きさには僕は完全に自分のようで自分でないという状態になってしまいました。あの状態は今でもよく覚えていますし、あんな感じに自分がなった事はあの時以外は1度もありません。
よく皇室関係の話になるとお前は右だ左だという話になりますが、僕はそんな事どうでも良く、ただただ陛下、皇后陛下は理由なく尊敬しています。


前回のブログで詳細を書かなかったのは、一応警備上の事を含めて書いたらまずいかなと思いましたし、何か書く勇気がなくて。
すごい厳重でしたし、僕たちもIDカードは持っていても会場に行く途中免許証は全部チェックでしたしね。
柳瀬くんは2キロの道のりを2時間もかかって遅刻するし。


昨日も今日も集合時間が早朝でしたから、もの凄い寝不足ではあります。しかも今日はあいにくの雨で、テントの中とはいえ野外でしたから非常に寒く、身体がなんかおかしいぞ。とはいえ、夜はチェロの古川くんの結婚のパーティで演奏しなければならなかったので東京に戻り、本番の服装から結婚式の服装に着替えて出掛けて非常にタフな1日でした。
楽家はあまりいなかったとはいえ、やはり結婚式での演奏というのは緊張します。
とにかく弾く準備が出来ない上に、いきなり演奏ですから、あれはかなりの修行です。


古川くんもアキちゃんという素敵な奥様をゲットしてこれから益々充実した演奏家の生活を送ってくれると信じています。「世界の古川」に「世田谷の裕康」が言うのも僭越ですが。

おめでとう!



明日は朝からまたオーケストラです。