negative thinking

21日にある定期演奏会の指揮者、ロッセンさんは若いし気力充実、いい感じでリハーサルがスタートしました。
英語と日本語をミックスしてリハーサルをしておられます。
ベートーベンの田園は難曲中の難曲ですが、やはり極上の音楽であります。


それなのに非常に僕は暗い。なんか気分が明るくならない。
なんでここまでいろいろと自分を追い込んでしまうのかを考えてみた。


追い込むと言っても練習して練習してという追い込み方は、もちろんいろんな曲が間に合わないからだから仕方ないのだけど、じゃあその次から次へと来る演奏会を何故そこまで入れてしまうのかという事なんです。ソロにしても室内楽にしてもオーケストラにしても、全ての曲がずっしりと背中にいつもある感じ。
是非やりたい仕事、絶対に責任としてやらなきゃいけない仕事等いろいろありますが、このバランスを考えなきゃいけない時期に来ている気がする。
でも、50歳までに必ずやっておかなければいけない事と言うのは自分の中にあって、これはなんとしてもやりたい。
ソナタにしろコンチェルトにしろ、出来る場所で、演奏させてくれる場所をやはり優先すべきかな。
神奈川フィルには神奈川フィルの考える選曲もあるし、やり方がある。それは尊重したい。
今まで13年ここで働いて来たけど、ちょっとその乖離には疲れた感じはありますね。
2年ごとの契約更新だから今年度が終わると契約は切れる。
1年ほど休みたいですね。
と言う事は自由契約かぁ。


まあそれはゆっくり考えるとして、「田園」ですよやっぱり。

ウィーンのムジークフェラインでバレンボイム指揮のウィーンフィルで「田園」を聴いた時はあまりの素晴らしさに、自分の人生まで成功したような気分になれましたからね。
あんな演奏の田園に、その後はまだ出会っていないなぁ。
でもそういう演奏になれる様に最大限頑張りたい。

ロッセンさんという指揮者、演奏会ではどんな感じになるのか、本当に楽しみです。