凄くいい演奏会だったと思います

今日はタフなコンサートでした。ラロの「イスの王様」序曲、ショパンのピアノ協奏曲第1番、そして矢代秋雄の「交響曲」。アンコールはこの交響曲の第2楽章。
下野さんの無駄の無い素晴らしいリハーサルのおかげで難曲がかなりクリアになって弾けたという反面、多少の余裕が生まれたのか、それとも本番の集中のためか、いつも聴こえなかった音や楽器が聴こえて来てしまい、一瞬ひるんだりと、2時間のコンサート中に何度四季が訪れたかわかりません。
でも凄く意思があって力強いコンサートになったと思います。


下野さんとは8年か9年前に宮崎の音楽祭で知り合って以来、時折ご一緒させて頂いていましたが、神奈川フィルでご一緒したのは初めてです。最近は福岡で鱈腹飲み食いしたり、大阪で焼き肉を食べたりとそんな想い出の数は増えて行きましたが、今回の定期の想い出はかけがえのない物になりました。楽しく充実した4日間でした。
天国に行って会いたい作曲家がロッシーニとは。今日のプレトークで彼が語っていましたが、多分、食事の話がしたいんでしょうね。あくまでも想像ですが。
また是非神奈川フィルに来て頂きたいです。


明日は名古屋でドッペルコンチェルトのオケ合わせです。本番が28日ですからね、明日からはブラームスにギアを切り替えてアクセルを踏まないと。
でも、プログラムミスでリコールの対象にならないように頑張らないと。

僕のリコール対象車は既に修理済みです。

冷たい雨の中、今日のコンサートに来て下さった方々、ありがとうございました。
いつもながら感謝しております。