原爆の日

僕の師匠である秋津先生が広島出身で合宿等が広島であったり、広島交響楽団にしばらくお世話になっていた時代がありますので、広島を訪れた回数はかなり多いです。しかもこの8月6日に広島で行なわれる反核原爆の日にちなんだイベントにも数多く参加させて頂きました。
とは言う物の、僕は被爆を体験した訳ではありませんし、その悲惨さを「はだしのゲン」という漫画で読んだ範囲ぐらいの事しか知りません。昔1度だけ被爆されたというお年寄りの話を聞く機会を得ましたが、正直聞いてられませんでした。あれは聞いていても苦しかったな。
北朝鮮では核兵器を開発を続けようとして、それを核兵器を持った国が止めているこの矛盾。核をアメリカの空母が持ち込んでいてもそれを国民に隠し続ける政府、その証拠を破棄してしまう霞ヶ関、一体この国は何をしてるんだろう。政治家や官僚の全てが私利私欲を持たず、国が良くなる事をマジに考える国になって欲しい。「原爆投下はしょうがない」と言った政治家もまた立候補するみたいです。そんな人が政治家になる事をまずは許しちゃいけないと強く思う。
僕が反核だの反戦だの、いろいろと書いたり言ったりした所でなんの意味を持たないのかもしれないけど、独裁国家反戦、平和を訴えた続けたパブロ・カザルスの想いや信念を少なくともチェリストである僕は出来る範囲のことはして行きたいと思っています。
ベートーベンのカルテットのop.132を聞いた事があるなら原爆など落とす事も無かったはずだと言った有名な指揮者がいましたが、最近は抑止力としての核という論議も聞こえて来ています。
地球が一瞬にして無くなってしまう程の核兵器を作る事がいろんな国を黙らす唯一の方法かもしれませんがね。

優秀な本当に人間らしい政治家、出ないんですかね?