255回定期演奏会終わりました

なんとか一つ一つ演奏会が無事に終わっています。首の痛み、まだ目薬がさせません。左の肩から腕は痛みと痺れ感は絶頂、この痛み全く慣れないんですねぇ、残念ながら。今日、オーケストラの事務局の林さんに『マイケル・ジャクソンが使ってたと言われてる「デメロール」って手に入る?』と聞くと、「入るわけないじゃないですか。麻薬じゃないですか?詳しくないですが」というつれない答え。

今日の指揮者ゲッツェルさんが今日1日を乗り越える為の僕にとってのデメロールでした。モーツアルトから始まり、マーラーの「巨人」まで、後先の事を考えずに最後まで全身全霊で行けました。個人的には凄く良い演奏会だったと思いました。今年度に入って3回定期演奏会がありましたが、なんか3回とも充実した時間を過ごさせて頂いた感があります。やっぱりワクワクさせてくれる事って、簡単な様で難しい事だと思います。
終演後、ゲッツェルさんにまた来て頂きたい旨を伝えたら「いろいろと工夫して僕もまたこのオーケストラと演奏したいと願っている、また是非仕事しましょう」とおっしゃって下さったのは嬉しかったです。常任指揮者の聖響さんも金沢から駆けつけて聴きに来ていました。「めっちゃええ指揮者やなぁ、また来てもらうわ」と。彼は自分が振らないコンサートでも良く聴きに来ています。なかなか出来ない事です。自分のための勉強でもあるんでしょうね。素晴らしい事です。

僕は名古屋生まれの中日ドラゴンズファン。今日の巨人がいかに自分にとって最高の物になったとは言え、巨人ファンにはなる予定はございません。
しかし、素晴らしい指揮者でした。明日からは副指揮者の伊藤翔さんですが、再び僕のデメロールになって下さいね。
今月の本番は12日、14日、18日、21日、22日で終了します。そうしたら少し休養をとろうと思います。そして身体を完全に治したいと思っています。
あと5回、指揮者や共演者の麻薬を使い、なんとか乗り越えたいと思います。