ついに明日はチェロ・リパブリカです

僕が初めてコントラバスの吉田秀さんと会ったのが、僕が中学3年生の時。お手伝いに行っていた弦楽合奏団でバッハのブランデンブルグ協奏曲3番を演奏した時に、颯爽とスマートな吉田秀さんが助っ人コントラバスとして現れたのでした。それから30数年、秀さんとはよくいろんな所で仕事をご一緒させて頂いていますが、ブランデンブルグ協奏曲3番は今日がその30数年ぶりの共演でした。今日は鎌倉ゾリスデンの演奏会でありましが、懐かしく思い出しながらの演奏となりました。30数年は重いです。秀さんも当時と比べればふっくらしましたし、僕も中性脂肪が上がった。感慨深いです。とても素晴らしいコントラバスです。
さて、ついに明日はチェロカルテットの演奏会です。予定が決まった時はもの凄く遠い未来だと思ってましたが、来てしまうんですね。お客さんには楽しんで頂けたらと思っています。随分難曲も多いですが、とにかく良いホールですし、メンバーの皆さんも気合が入っていますから、どんなコンサートになるのか非常に楽しみです。
雨や湿気は弦楽器にとっては大敵ですが、梅雨ですからしょうがありません。何かが起こったら(ああ、梅雨だからね)と思って頂けたら幸いです。
ホールは空調で湿度等が管理されているのは当然なんですが、雨なんかが降ると、お客さんはたっぷり湿度を吸い込んだ服でいらっしゃいますから、ホールは一時的に大変な湿度に上がります。それでずっと湿度が上がりっ放しであれば逆にいいのですが、また空調によって乾燥の方に変化してきますと、それが楽器にとって1番困る事になります。チューニングが合わない事もそうですが、弓の毛の張り具合から楽器のバランスまでかなり苦しいですね。
梅雨の時期から夏の終わりまでは楽器にとっては非常に難しい時期です。でもそんな事は小さな事です。単な予防線です。普段通りの演奏をめざしますよ。
あすは良い緊張感と集中力、そして素晴らしい曲に感謝をしながら演奏出来たらと思っています。
また感想をコメント頂けたらと思います。

今からアンコールの曲をアレンジをしないとメンバーに抹殺されますので。
それでは。